(´●●`)
はぁ……、なんか心臓がドキドキして眠れないなぁ……。
もう深夜だし、誰かに話を聞いてもらう訳にもいかないし……、困ったなぁ……。
???「ブフッ………」
ん……? この声はどこから……?
???「ブフッ……たつやんさん、こっちでゲスよ」
そ、その声はまさか……ブタ三郎……?
(´●●`)「ブフッ、たつやんさんお久しぶりでゲスね」
ぶ、ブタ三郎!? 久しぶりじゃないか!!5年ぶりくらいか…?今までどこで何をやってたんだよ!!
(´●●`)「ブフフッ、あっしはいつでもたつやんさんの味方ですぜ」
(´●●`)「 最近のたつやんさんは、一生懸命、社会人として大人になろうと頑張ってたから、暖かく見守ってたんでさぁ」
(´●●`)「だけども最近、色んな事があったみたいでゲスねぇ、こんなブログまで作っちまうぐらいでゲスから。久しぶりに、あっしで良ければ話を聞くでゲス」
ブタ三郎、お前って奴は……ありがとうよ。
実はなブタ三郎、今俺転職活動してるんだけどさ、本当に関東に行っちゃって良いものか悩んでいるんだ。
両親だって、もう歳だろ。俺なんにも親孝行していないし。 それに、仕事で友達だってたくさんできたんだ。
転職するって、その人たちのことを裏切るってことだろ? 本当にそれで良いのかなぁ、ってさ。 思うんだよ。
(´●●`)「ブフッ、たつやんさんはやっぱり優しい性格でゲスなぁ。色々その性格で損してるかもしれないでゲスが、あっしはそういうところ、嫌いでないでゲスよ」
(´●●`)「いつだったか、お父上が言ってた事、覚えているでゲスか?」
ん……? なんのことだい?
(´●●`)「とぼけないでくだせぇ。2年前の秋でゲスよ。 たつやんさんが転職活動を初めた年、残念会の酒盛りをしたあの時でゲスよ」
あぁ……あの事か……。
(´●●`)「あの時お父上からありがたい言葉をいただいたでないでゲスか」
(´●●`)『俺はお前を金と時間をかけて育てたけど、その代わりにお前から金と時間をもらおうとは思ってない』って
あったね……、でもあの時は深夜まで飲んでたし、親父もそのことは絶対覚えてはいないぜ?
(´●●`)「覚えてなくても心から思ってないことは言わないでゲス!」
(´●●`)「たつやんさん、お父上はたつやんさんが自由にやっていくことが何よりも嬉しいんでゲスよ。身体の事だって、近くには姉御の夫婦もいるし、心配はいらないでゲス」
(´●●`)「たまに顔を見せる。それだけで充分親孝行になるんでないでゲスか?」
うん……、そう思っててくれたら良いなぁ。
(´●●`)「ブフフッ、きっと思ってるでゲス、大丈夫でゲスよ」
(´●●`)「たつやんさん、友達だってちゃんと話せば分かってくれるでゲスよ。たつやんさんの友達は、仕事を辞めるくらいで繋がりが無くなるような仲なのでゲスか?」
ううん……、LINEでグループも作ってるし、温泉とか旅行に行ったり、みんなでお酒を飲んだり、グループの名前のボトルをキープしたりしてさ。
それに、それにさ!インターネットでたくさん友達が増えたんだ!! 俺なんかと仲良くしてくれてさ、本当にみんないい人達なんだよ。
(´●●`)「ブフフッ、そうだったんゲスねぇ、あっしは嬉しいでゲスよ。」
(´●●`)「ブフッ、たつやんさん、大丈夫でゲス。たつやんさんの周りには良い人がいっぱいいるんでゲスから」
(´●●`)「たつやんさんのことを縛ったり、嫌ったりする人なんか無視すれば良いでゲス。自分のやりたいようにやっていけば良いんでゲスよ」
うん……ありがとうブタ三郎。 なんか落ち着いてきたよ。
(´●●`)「ブフフッ、あっしも久しぶりにお役に立てて嬉しかったでゲスよ。面接の結果を楽しみに待つでゲス。」
(´●●`)「ところでたつやんさん、最近何か仕事で面白い事件を起こしたって聞いたでゲスが本当でゲスか?」
なんだ……お前も知ってたのかい……?
もうその話は良いよ、恥ずかしいから。
(´●●`)「ブフッ、なんでも面接中、女性に対して『経験人数はどのくらいですか?』って聞いたってブフフッ、聞いたでゲス」
全く、情報が早いなブタ三郎は……。
違うよ。本当は「経験年数は」って聞きたかったんだよ。
あの時の凍った雰囲気と、先輩からのいじられには参ったよ……。
(´●●`)「ブフフッ、それは恥ずかしいでゲスなぁ。穴があったら入りたいでゲスなぁ」
(´●●`)「まぁ、あっしは穴があったら挿れてみたいでゲスな! ブフッ! ブフフッ!!」
ブタ三郎、お前は相変わらずゲスなんだなぁ……。